勉強ってどうやったらいいか分からない。
イノセントにはそう言って入塾される生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
当時中学三年生だったT君も、
夏休みを目前にした7月にこう言って人吉教室に入塾されました。
学校の勉強なんだから先生に聞けばいいと思われるかもしれません。
T君はさらにこう続けます。
T君はすごく相手のことを考える優しい生徒さんです。
でも言い換えると、先生に遠慮してしまって「勉強が分からないところ」が「分からないまま」になってしまってたんです。
誰かに聞きたいけど、誰かに聞くのは恥ずかしいですし、一回聞いたことをもう一回聞くのも申し訳ないって思ってしまいますよね。
記事の内容
入塾前の成績はというと
そんなT君の成績はというと、
中三 1学期期末(6月)テスト – 数学 54点(順位 – 81位 / 130人)
中三 1学期期末(6月)テスト – 英語 52点(順位 – 65位 / 130人)
数学が苦手で、どうやって勉強していいか、何から手をつけたらいいか、が分からない状態でした。英語も同様です。
と、理科や社会に対しての苦手意識はあまりありませんでした。
特に数学と英語に対しては…
まず、入塾前は数学や英語に対しては、
例題を読んでみて解こうとする。
けど、どうしていいか分からない。
書いてあることも分からないし、全く手がつけられない。
でも、先生に質問するのもはばかられる。
そういう状態だったそうです。
実際にイノセントで取り組んだこと
勉強に対して自信を失くしていたT君に対し、私が最初にかけ続けた言葉は、
個別指導では先生との距離が近いので、すごく質問しやすい環境です。
でもT君は、一度教えてもらった内容であれば、遠慮して質問しないこともありました。
ですので「何回でも聞いていいからね。」と伝え続けることで、
徐々に分からないところは素直に聞いてくれるようになったんです。
その上で使ったテキストが「必修テキスト」です。
例えば図形の問題であれば、授業では、例題の内容を理解し、練習問題を解いてもらいました。
その上で「自分で解けなかった問題」や「授業でも解けなかった問題」を、家で何度も「自分で解けるまで」繰り返し「復習」をしてもらいました。
「公式をどのタイミングで使えばいいの?」
「まずは自分でしっかり図を書いてみるとどうなる?」
そこに、問題文にある情報を書き込んだら、、どうなる?と、
授業で扱った上で、何度も家で復習してもらいました。
復習が身についた結果
「復習」無しに成績を上げるのは至難の技です。
逆に言えば、復習をしっかりやるようになれば、結構成績って上がります。
入塾後まもなくのテスト結果は下記の通りでしたが、
中三 1学期期末(6月)テスト – 数学 54点(順位 – 81位 / 130人)
中三 1学期期末(6月)テスト – 英語 52点(順位 – 65位 / 130人)
2学期末には数学英語ともに順位が上がり、
中三 2学期期末(11月)テスト – 数学 70点(順位 – 69位 / 130人)
中三 2学期期末(11月)テスト – 英語 64点(順位 – 41位 / 130人)
無事に志望校に入学することができました。
高校に入ってからも
実はT君は高校に入ってからも「数学が不安なので、高校でもイノセントに通いたいです。」と学習に来てくれていました。
もともとT君は高校では情報処理科を選択し、専門学校へ行く予定でした。
しかし、高校3年生になって心変わりが起こります。
正直、実業系の高校3年生から「大学に行きたい!」と伝えられた場合、
相当の努力が求められます。
そして、成績が上がりきらずに諦めざるを得ない子も少なくないのが実情です。
しかしT君は、継続的に塾に通ってくれていたこともあり、苦手だったはずの数学の評定は5段階中の5!
なんと経済学部の指定校推薦をもらうことができたんです。
そして、2021年12月無事に合格を勝ち取りました!
生徒が希望する進路に進んでくれ、保護者の方に喜んでいただける。
これ以上ない喜びです。
高校の勉強での取り組み
高校の勉強でどのようなことに取り組んだかと言うと、
イノセントの学習方針である「予習授業」として、
教科書を先取りして学習しました。定期テストの範囲は2、3か月の勉強内容です。 一度理解し、できるようになった問題も忘れてしまいます。 試験までに2周、3周教科書や高校の授業で使用した問題の練習をしてもらいました。
その子の人生の分岐点にいること
イノセントに入塾される生徒さんの理由はさまざまです。
「得意を伸ばしたい!」 「苦手を克服したい!」
「目的を達成したい!」
でも、進路を決める上で学校の成績ってすごく重要です。
成績で生徒さんが選べる人生の幅って大きく広がります。
一方で、成績って魔法みたいに一気に上がるものでもありません。
やはり地道にコツコツ積み重ねることが本当に大切です。
T君も、もともとは違う進路を目指していました。
しかし高校でも塾に通い、最も苦手だった数学の成績で「5」を取得。
勉強にも自信がついたことで、より自分が進みたい道へとチャレンジすることができたんです。