学習塾イノセント 人吉教室の椿です。
H君は、高校受験の前期試験で球磨中央高校に合格しました。
しかしH君には、合格してすぐにこれらの悩みがあったんです。
本記事を書いている時点では、H君はもうすぐ高校2年生になりますが、
と聞くと、
と元気よく答えてくれます。
実は、H君は高校受験が終わってから
「すぐに」大学受験を目指して勉強を開始しました。
だからこそ、成績も上位を維持できていますし、
H君の勉強のモチベーションも高いです。
本記事では、大学受験に向けて最も効率的でかつ、
簡単に成績をあげる「スタートダッシュ」についてお伝えします。
完全に「ボーナスタイム」です。
記事の内容
高校に合格してすぐに
H君は中学時代からイノセントに通ってくれていました。
高校に合格してすぐに「高校でも通い続けたい」と言ってくれて、
そのまま高校でも通塾することに。
塾に来ることで「勉強への悩み」が解決できているという自覚があったんだと思います。
高校入学後しばらくして塾に戻ってくる生徒も
高校に入ると、やはり勉強内容はグッと難しくなります。
また人間関係や通学の仕方など環境も大きく変わり、
本当に高校でやっていけるのかどうか、不安になりますよね。
私も高校生の時は「勉強が分からないけど聞けない」と、
どうやったらいいか分からなくなった科目があります。
また、高校受験後に卒塾して半年から一年後に
「勉強が分からなくなりました。」と戻ってくる生徒も少なくありません。
球磨中央高校から大学に進学するには?
H君には明確な目標があります。
それは「大学に行くこと」です。
球磨中央高校から大学に行くにはどうしたらいいか?
それには「推薦を狙うこと」が重要です。
ただ推薦を狙うには、
学内での成績を高い水準で維持することが求められます。 しかも、高校3年の1学期までの成績(内申点)で推薦してもらえるかが決まります。
H君は中学の時から勉強に自信があったわけでもなく、
学内で高い順位を維持することなんて出来っこないと思っていました。
スタートダッシュの結果は(高1最初の中間考査)
H君は、高校受験が終わってからすぐに高校生の勉強に取り組みました。
その結果、
高校最初の中間考査では、
数学Iと数学Aは、63点と55点。
英語コミュニケーションと文法は、
76点と92点でした。
このテストのちょうど一年前、
中学3年生の1学期の点数は、数学が48点、英語が24点だったんです。
でも高校では、これまでとったことのない90点代を取ることができました!
これには本人もすごく驚いたようです。
H君の勉強への向き合い方が変わる
高校で最初のテスト以来、
H君の勉強に対するモチベーションが変わりました。
家でも勉強するようにもなり、
勉強で分からなかったところを積極的に質問してくれるようにもなりました。
また、中学の時は「勉強は塾におまかせ!」といったスタンスだったのですが、
高校生になってからは、
「ここをこうしたい!」という勉強に対する強い意思を感じます。
なぜH君の向き合い方が変わったのか
H君は最初のテストで点数が高かっただけではなく、
校内順位でもこれまで取ったことのない順位だったからです。
いい成績を取ることって、生徒にとっては本当に大きな影響があります。
「自分はやればできる!」と感じ、
勉強へのモチベーションが変わることは珍しいことではないんです。
高水準の点数が取れた理由
ではなぜ勉強が難しいはずの高校で、
これまでとは違って「高い水準」の点数が取れたんでしょうか?
それには2つの理由があります。
- 高校には同じレベルの生徒が集まるから
- 周りは勉強していないから
それぞれを詳しく解説します。
1. 高校には同じレベルの生徒が集まるから
高校は中学と比較すると、近しい学力の生徒が集まります。
ですので、
- 中学の頃に上位層だった生徒でも
「少しサボると」高校では全然点数が取れない - 中学の頃の成績はパッとしなかった子でも
高校だと「頑張れば」上位に入ることができた
ということも頻繁に起こります。
高校はより「努力」が結果に結びつきやすいんです。
そして、中学の頃はあまり上位に食い込めなかった生徒が
高校では上位に食い込めたら、何が起こるか。
それは、
「勉強って楽しい!」
「勉強ってやればできるんだ!」
こう思ってくれるんです。
このように、高校のテストは学力が近いので
中学のテストよりも努力が成果に結びつきやすく、
「自己肯定感」も感じられるため、
勉強に対するモチベーションにもつながります。
2. 周りが勉強していないから
今回H君は、高校受験が終わって「すぐに」高校に向けた勉強を開始しました。
高校受験が終わって「すぐに」勉強する生徒ってそんなにいません。
H君は、周りがのんびりしたり、遊んだりしているなか、
塾に来て中学時代の復習を行い、さらに高校の予習も行いました。
その結果が、高校でのスタートダッシュの成功につながったんです。
その後2学期の期末考査でも、
といまだに勉強へのモチベーションは下がっていません。
それまで勉強に自信のなかった子が「いい成績」を取ることは、
その子にとって大きな自信になります。
だからこそ、
スタートダッシュに成功することは、
今後の高校生活における大きなターニングポイントになるんです。
そのため、
高校受験終了後から高校の勉強が始まってすぐ
「周りが全然勉強していない時期」に勉強することは、
「超」お得週間、チャンスタイムなんです!
高校三年生になって、
周りがめちゃくちゃ勉強している時に成績を上げるのは至難の業です。
でもこの時期なら「ちょっと」勉強するだけで「すぐ」成績が上がり、
その後の大きな自信につながります。
スタートダッシュとして何をするのか?
もちろんスタートダッシュに必要な勉強は人それぞれです。
そこで今回のH君の勉強内容を紹介すると、
※H君は数学と英語を受講しています
数学
数学は、球磨中央高校が使っている教科書を使って
授業の予習を行いました。
最初こそ、
と言ってはいましたが、ちゃんとやれば大丈夫!と伝えてH君のペースで学習を進めました。
英語
一方で英語は中学英語の復習から始めました。
一般的に英語が苦手な子は、文法事項が抜けていることが多いです。
例に漏れず、H君も同様に文法に課題がありました。
ただ高校英語と言っても、文法の7割ぐらいはすでに中学で習っているんです。
単語や熟語表現がすごく増えるので、難しく見えるんですね。
このこと伝えると、
と納得して勉強に臨んでくれました。
ここまで読んでいただいて、
「スタートダッシュ」ってすごくいいんだろうな、
と思っていただけていたら嬉しいです。
ただ受験が終わって、すぐにまた勉強を頑張り続けることには、
抵抗感がある方も多いのではないでしょうか?
経験則では続けた方が「圧倒的に楽」
これは私が塾の講師になってからの経験則なのですが、
1ヶ月や2ヶ月、もしくは半年間ぐらい勉強を完全に「オフ」にしてしまうと、
再び勉強を始めるのに「大きな労力」を必要とします。
さらに、もし一回つまづいてしまっている場合は、
「分からない」と勉強に対してネガティブな気持ちから入る必要があります。
分からない部分を埋める必要もあるため、
勉強の結果が出るのに「時間もかかり」ます。
そのため、モチベーションもあまりあがらず、
勉強時間もなかなか伸びません。
一方で受験終了後、
一日や二日間を完全にオフにしてから勉強を始める場合、
数日休んだだけ、まだ体が勉強に慣れているので、
「抵抗なく」勉強を始められます。
さらにこの時期は周りも勉強していないため、
「すぐに」結果も出ます。
一見、勉強し続けるのって息切れしやすそうなのですが、
一度完全に辞めてしまうよりも、
ペースを下げてでも続けた方が圧倒的にラクなんです。
実際に今H君は、勉強だけではなく部活も両立できていますし、
推薦を取得するために高い水準の成績も維持することができています。
このままの状態を維持し続けて、
本人が行きたい大学に行ってくれたら最高だな!と思っています。
H君はスタートダッシュが上手くきれたことで、
勉強するきっかけになったのは間違いありません。
以前ブログに書いたこちらの生徒もスタートダッシュに成功しています。
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。