こんにちは!学習塾イノセント田主丸教室の上田です!
私の教室には集団塾から
「他の塾へ行くことをお勧めします」と
言われた生徒さんが毎年いらっしゃいます。
その1人がMちゃんです。
Mちゃんは通っていた集団塾で
なかなか授業についていけませんでした。
そのため「補習に来なさい」と言われ補習に行くのですが、
補習では毎回怒られます。
でも成績は上がりません。
授業についていけない → 補習 → 怒られる
この繰り返しですっかり自信を喪失していた頃に、
さらに追い討ちのようにこう伝えられたそうです。
「他の塾に行った方がいいんじゃないか?」
塾に来る前に、このような経緯がありました。
と、お母さんに連れられて来たMちゃんは、
目に涙を浮かべながら、緊張で震えていたんです。
塾に嫌悪感があるのは当然ですよね。
とはいえMちゃんが入塾したのは2年生の終わりです。
行きたい高校(浮羽究真館高校)と
その理由を聞いた上で
成績も聞きましたが、
これまで嫌々勉強をしていたため
やはり点数は圧倒的に足りませんでした。
ですので、英語と数学を週1回ずつで計2回の授業に加え、
自習にも来てね、と伝えました。
緊張しながらも頑張ると言ってくれたMちゃんに対し、
「その高校に本当に行きたいんだろうな!」と思いました。
記事の内容
緊張がほぐれるまで
実は私にはこだわりがあります。
それは生徒が「自然体でいられる」ことです。
欲を言えば塾を楽しんでほしいとも思っています。
ですので、私が必ずやっていることがあります。
それは「生徒を1日1回は必ず笑わせること」です。
(これを書くと生徒へのネタバレになるのでちょっと恥ずかしいのですが)
- 問題ができて「やったー!」
- 話が面白くて笑ってくれた
- つまらなくて鼻で笑われた
なんでもいいので「笑わせる」ことを意識しています。
これを続けると、生徒も徐々に緊張がほぐれてくるんです。
緊張とリラックスの関係
実は緊張しすぎている状態って
記憶力やパフォーマンスが下がります。
ですので、
「緊張しすぎずリラックスしすぎず」の状態が
学習にとって1番いいんです。
例えばオリンピック選手が、
緊張しすぎて実力を発揮できなかった
というのはよく聞く話だと思います。
また、塾のことが好きになって
塾にいる時間が自習などで伸びたら、
自然と成績も上がります。
だからこそ、「緊張しすぎずリラックスしすぎず」
という状態で塾に通ってほしいと思っています。
勉強が苦手な状態とは?
Mちゃんは入塾時、
とにかく「勉強に自信がない」状態でした。
この状態だとどうしても勉強することが辛く、
勉強自体が続きません。
そのため、
勉強に対する苦手意識を
「緩和」させる必要があります。
それにはどうするかというと、
簡単なことでもいいので、
問題が解けたら徹底的に褒めちぎることです。
これだけで少しずつ勉強感への苦手感が緩和されます。
褒めるポイント
- テストが帰ってきた時に「頑張ったね!」
- 答案の出来ているポイントを「出来てるね!」
- 「一緒に勉強したところができたね!」
- 「ミスしなかったね!」
とありとあらゆるポイントを褒めます。
もちろん課題もお伝えしますが、
「褒める」が圧倒的多数です。
勉強への苦手感が軽減されると
勉強への苦手感が軽減されると、
少しずつ勉強時間も伸びます。
また「勉強はやりたくない!」から
「勉強をやってもいいかな」に心境も変化します。
このようにMちゃんに対して、
- 笑ってもらう
- できたところを褒める
を繰り返していたら、
それまでは大人しかったMちゃんから、
と言ってきてくれました。
成績の変化
2年生の終わりに入塾して、
1学期の間はなかなか成績は伸びませんでした。
しかし中学3年生の2学期に入り、
中間テストの結果が数学も英語も20〜30点upしました。
ただし、模試の点数は300点満点中の20点 〜 30点と、まだまだ。
「このままじゃ行きたい高校に行けない、どうしよう」となり、
Mちゃんと作戦を立てました。
それは、、、
- 応用は後回し基礎問題を徹底的にやろう!
- 問題の取捨選択を早めにやろう!
などです。
やれることは必死にやって、
とにかく行きたい高校に行けるように一緒に頑張りました!!
ただ入試前は「やれるだけのことはやったけど、、難しいかもしれない。」とも感じていました。
Mちゃんからの報告を聞いて
合格発表のあと、
Mちゃんは保護者さんと一緒に塾を訪問してくれました。
そして開口一番、
と言ってくれたんです。
それを聞いて私は、
と膝から崩れて泣いてしまいました。
ちなみに、それを見たMちゃんは爆笑でした!!
(ひどくないですか?笑)
Mちゃんがその時に教えてくれたのは、
でも、目の前で爆笑しているMちゃんを見ると、
入塾時とは別人のように生き生きしていました。
やりたくないけど、やらんなんのはわかっている
勉強ってどの生徒も、
「やりたくないけど、やらんなんのは分かっている」状態です。
じゃあ「やってもいいかな」と思う環境さえ作ることができたら、
意外と勉強ができたりします。
ですので、もし「勉強が苦手、やりたくない」という場合は、
「この環境なら勉強ができる」という
場所を提供してあげて欲しいと思っています。
正直、イノセントが100%合うとは限りません。
別の塾でも構いません。
「勉強してもいいかな」と思える場所を
ぜひ見つけてあげてください。
もちろん、イノセントもそういう場所になりたいと思っています!
「合うのか合わないのか」を見極めるためにも、
無料相談や、体験授業を利用してみてください。
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