「大学って行く必要あると思います？」中2生が自分の進路について真剣に考え始めたら

コロナ禍のなか、これまでの常識が大きく変わって来ていると感じている方も多いかと思います。

今までのように「いい成績」を取ることだけが全てではない。

だからこそ「そもそも大学に行く必要性も感じない。」
そう考える方も増えて来たように思います。

今日はイノセントが生徒の人生設計に対して、
どのように関わっているのか、をお伝えしたいと思います。

もし今お子さんが、

• 将来どうしよう？
• 将来やりたいことなんてない

って思っているのであれば、
本記事が参考になるかと思います。

勉強ってどうやったらいいんですか？

A君は中学一年生の9月に入塾してくれました。
その当時の5教科の合計点数は350点〜360点ぐらい。

1学期の中間テストが終わって「これやばいかも」と思って塾に行こう！と思って塾に来たそうです。

入塾当時A君は、

と、自分なりに試行錯誤していたようですが、なかなか結果が伴わなず、焦っていたようです。

行きたい高校はありません

また、A君にどの高校に行きたいか？も聞いてみたところ、

とのことでした。

その後A君には、面談のたびに「進路の話」や「職業診断」などを提案したのですが、どうにもしっくりこないみたいでした。

お母様「大学ってそもそも行く必要ありますか？」

お母様ともお話しする機会があり、その際に進路について聞いてみたんです。

すると、

と回答いただきました。

実は私が塾でやりたいこと、
それは生徒の「学習」だけではなく「人生設計」にも関わりたい、ということです。

学習塾ですから成績は「上がって当然」です。
でも昨今の世の中は、いい成績が取れれば将来が安泰ではありません。

だからこそ、生徒自身が「進路を自分で選んで」欲しい！
学習と人生設計の両側から生徒の成長に関わりたい！と思っています。

と、できるだけ多くの情報をお母様に提供しました。

その上で、お母様と進路についてよく話すようになったんです。

すると、お母様とA君の間でも進路について話す機会が増えたんだと思います。
A君にも変化が現れました。

と、進路を伝えてくれるようになりました。

勉強に対する姿勢が変わる

A君が進路について真剣に考え始めた中2の10月ごろから、A君の勉強に対する姿勢が少しずつ変化してきました。

最初は、塾に自習をしに来る時間が増えたんです。

そして、進路についても相談してくれるようになりました。
さらに志望校に行くために、400点を目指すようにもなりました。

中2にもかかわらず、
中3に混じって真剣に自習に取り組むようになったんです。

400点を越すために取り組んだこと

400点を超えすために重要なことは、
学校のワークを定期テストの2週間前〜10日前に終わらせることです。

もちろん5教科とも全部です。
そして、テストまでにワークを2〜3週繰り返し、できないところをどんどんと潰します。

これができれば400点を越すのは難しくはありません。

もちろん、A君にもこの方法を昔から伝えていましたが、勉強に対する姿勢が変わるまではなかなか実践できませんでした。

さらに、成績の良い中3生の子がワークを早めに終わらせているのを目の当たりにして、「自分もやってみよう！」と思って始めたそうです。

大谷翔平選手も実践していた”目標達成シート”

2021年にメジャーリーグでMVPを取得した大谷翔平選手が使っていた手法に「目標達成シート」があります。

大谷翔平選手は高校生の頃から「ドラ1-8球団」を目標とし、そのためには何が必要か？
を細分化していました。

実は津福校でも、大谷翔平選手が使っていたものと全く同じ「目標達成シート」を導入し、教室内に掲示しています。（強制ではなくやりたい子だけです。）

A君もこの目標達成シートを作成してくれたんです。

【目標達成シート】

画像は下記より引用
https://knowledge-makers.com/mandal-art/

 

その後もA君の成績は順調に伸び

A君の成績は、中3の9月時点で目標であった400点を超えることができました！

また、目標達成シートに記載していたフクトの点数（200点）も超すことができたんです！

A君の勉強の姿勢が変わった理由

A君は自分の目標、志望校が明確になったことで、勉強に対する姿勢が変わりました。

しかし、この姿勢の変化にとって最も大きかったのはお母様の関わりだと感じています。

お母様が、ご自身の考えを全て私にぶつけていただき、またその上で「A君はどうしたいの？」とご家庭でA君に聞いてくれたからこそ、

徐々にではありますが、A君の進路や将来の目標が明確になり、そして、勉強への姿勢が変わったんだと思います。

 

私自身も、成績をあげるのは学習塾なので当然だと思っています。

でも、それだけではなく、

漠然とした将来を一緒に考えてあげられる「環境」も
一緒に提供してあげたいと思っています。

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