こんにちは!
津福校の渡辺です。
今日は英検1級について、
- なぜ取ったのか
- どれぐらい難しいのか?
についてご紹介します。
英検1級は何回挫けそうになったか分かりません。
それぐらい難しかったです。
でも、難しかったのはある項目のみだったんです。
また、私はイノセントに就職する前に
ニューヨークで教育について研究していました。
- ニューヨークではどのような教育が行われているのか
- そこで学んだことをどうやってイノセントで活かしているのか
これらについてもご紹介します。
記事の内容
英検一級取得の理由と勉強法
私は2019年の10月に英検1級を取得しました。
と、生徒からよく聞かれるのですが、
実はそんなに深い意味はありません。
保護者さんとの面談がきっかけです。
(ええっ、1級って!!!どうしよう…。これは英検1級を取らないといけないな、と思った。)
口頭ではその保護者さんを礼賛しましたが、
内心ではめちゃくちゃ焦ってました(笑)
当時すでに英検準1級は持ってたんです。
でも、1級を持っているお母さんのお子さんを、
準1級が教えるなんて、、、!
と変な責任感が芽生えたのがきっかけで
英検1級を取ろう!と思いました!
そこからしばらくして、
英検1級の過去問を解いてみたのですが、
とにかく単語が分かりませんでした。
正直、文法は英検2級や準一級と同レベルです。
でも、とにかく「何だこの単語は」…という状態でした。
リスニングも特に問題なく解けたので、
やっぱり英検1級は単語だけが課題でした。
そこで取り組んだのが
この<でる順パス単>です。
でる順パス単 英検1級
ですので私の英検1級対策は、
私にとってはひたすら単語の勉強でした。
あとは過去問を過去3年分解いて、
英検1級の勉強は終わり!
ひたすら単語の勉強ばかりでしたので
何度も挫けそうになりましたが、
無事取得することができました!
英検1級を取る前は、1級ってすげーっ!と思っていましたが、
いざ取ってみると、「そうすごいわけでもないな」と冷静になれましたね。
ちなみに私は単語は声に出して読むことで覚えます。
私の単語の覚え方はこちらの記事をご参照ください。
英語はもともと好きだった
これはちょっと恥ずかしくて書くかどうか迷ったのですが、
英語が好きになったきっかけがあります。
それはELLEGARDEN(エルレガーデン)の英語の歌を聞いた時に、
「英語で歌うってかっけーーー!!!」
と思ったことなんです。
ELLEGARDEN(エルレガーデン):日本人4人組のバンド
そこから、英語の歌を歌えるのがかっこいいな!
と、英語の和訳サイトを見まくっていました。
最初は和訳だけをみていたのですが、
そのうち英語も読むようになり、
「あ、これ完了系だ!」とか、
「これは仮定系!」
など、
習ったことが実際に使われているのを見て
嬉しくなっていました。
また、歌詞を覚えた楽曲を聞きながら、
「今の英語は半分ぐらい分かった!」
と、英語の聞き取りも楽しんでいました。
好きな楽曲をMDに入れて、
それをずっと聞いていましたね。
スマホの言語設定も
また、高校に行ってからは、
スマホの言語設定を英語にして、
「英語で携帯使ってる俺かっけー!」と
思っていました。
模試では180点代だったセンター試験が
このように英語が好きで、教科書や問題集をメインにするのではなく、
割と自由に勉強していました。
ただ、受験勉強を始めるまで、
そして、受験勉強を始めてからしばらくは、
なかなか成績も上がらず
英語の勉強って面白くないなーと思っていました。
ただ勉強を続けるにつれて、次第に成績が伸びてきました!
それにともない、英語の勉強が徐々に楽しくなりました。
模試もいつも180点代で、
190点を超えたいなーと悩んでいたぐらいです。
そしてセンター試験の当日、
いつもの通り180点、いや200点を目指すんだ!と臨んだのですが、
途中で一つの問題にとらわれてしまって、
そこばかり気にしているうちに試験が終わってしまったんです。
とテスト終了後にめちゃくちゃ焦りました。
いや、でもきっと大丈夫!!!
そう思った僕は、あろうことかセンター試験の結果を、
色々な予備校から出されている速報で見て採点してしまったんです。
採点結果は、今まで見たこともないような点数で、冷や汗しか出ませんでした。
その点数を見てテンパってしまって、翌日の試験も散々でした。
大学時代のサークルでの活動
とはいえ、何とか大学にも無事に合格することができました。
ただ、そこでも英語への熱は冷めませんでした。
入学後すぐに英会話サークルに入ります。
その英会話サークルは先輩が4人、同級生が1人の計6人しかおらず、
活動も満足にできていませんでした。
でも、サークルに入ってからは、
もっと英会話サークルを活発なものにしたい!と思い、
ALTの先生を呼んだり、パーティをやったり、
ハロウィーンをやったりと、色々な活動をしたんです。
すると、3年生の時には
40人ぐらいの少し活発な組織になっていました。
小学生のカンボジアとの交流を手伝う
中でも印象的だったのは「カンボジアとの交流」です。
あるとき、美術館を訪問したら地元の小学生が
カンボジアとの交流として「絵手紙」の交換をしていました。
小学生が絵を描いて、
その絵の上に日本語のメッセージをつけているのですが、
その絵手紙の裏に「英語で翻訳したメッセージ」も書いてありました。
担当者の方に、
「この英語って誰が翻訳しているんですか?」と伺ったところ、
「私たちがやっているのですが、すごく大変なんです。」と。
もしかして自分の英会話サークルでできるんじゃないかな?と思って、
「やれますよ!」と伝えたところ、
「いいんですか?やってもらえるならめちゃくちゃ助かります!!」
と即答されました!
すぐにサークルのメンバーにも共有し、
翻訳の作業にうつりました。
「これってこういう風に訳したら伝わるんじゃないかな?」
「こういう方が自然じゃない?」
と話し合って、
翻訳したものを先方に提供しました。
すごく喜んでくれましたし、
私たちも嬉しかったです。
この絵手紙の交換は毎年の恒例行事になりました。
例年そのサークルには、
10月ぐらいになったら大量に小学生の絵が届きます。
大学4年生の時には、
国際協力サークルを立ち上げて
小学校を回って「貿易ゲーム」と呼ばれるゲームをすることで、
世界の貿易の縮図を擬似体験してもらったりもしていました。
そうだ!アメリカに行こう!
私の大学での研究テーマは「ブランドマーケティング」でした。
そこでニューヨークのファーマーズマーケットに関する研究をしていたんです。
ファーマーズマーケット:生産者が直接消費者に販売する、農家のフリマみたいな市場です。
そのファーマーズマーケットについて調べているときに見つけたのが、
“体験型のフリーイベント”です。
そこでは大人も子供も一緒になって
“意見を交わしながら体験する”という場になっていました。
例えば、
ニューヨークのある公園では日曜日の10〜12時になると
「自由に絵を描いていいよ!」と大量の絵の具が運ばれてきます。
フリーイベントですので、無料で誰でも参加できます。
この場では、絵について大人と子供が自由に議論をしているんです。
このようにニューヨークでは、
実学的に体験できる場所があちこちにありました。
このフリーイベントで行われる大人と子供との交流を研究したら、
何か面白いことが見つかるんじゃないか?と思ったんです。
当時、広告系の企業に内定をもらっていたのですが、
就職するのを辞めて、
一年間アルバイトをしてためてお金で、ニューヨークに行くことにしました。
ニューヨークでの体験
ニューヨークでは、
実際にフリーイベントを何度も体験してみました。
どのイベントでも子供と大人が自由闊達に議論していて、
「この状況めちゃくちゃ面白いな!」と思ったとともに、
日本でこういうことって出来ないのかな?
とも感じていました。
小学校では小4と小6が同じ授業を受けていた
また、子供たちって小学校でどういう教育を受けているんだろう?と、
小学校にも行ってみました。
すると、小学校では小学校4年生と6年生が同じ授業を受けているんですね!
「それって本当に授業が成り立つの??」と思っていましたが、
徐々に小6が小4を教え始めました。
それによって小4も徐々に理解し始め、
小6もどうやったら小4が理解できるか?
ということがわかった様子でした。
またその授業では、
子供たちが「間違えまくり」ながらも
自由に「自分の意見」を発信しまくっていました!
こうやって自分の考えを発信する習慣があるから、
体感イベントでもあんなに子供と大人が話すんだなーと、感じましたし、
どうやったら日本の子供が
そのように積極的に話すようになるのかな?
とも考えさせられましたね。
ニューヨークは治安が悪いんだぞ!と怒られる
ニューヨークでは、
「カウチサーフィン」というサービスを利用していました。
「カウチサーフィン」とは、
人の家に無料で泊めてもらうサービスです。
カウチとは、ソファーのこと。
サーフィンとは、次々に渡り歩くことです。
(ネットサーフィンはネットを閲覧して回ることですよね。
それの無料宿泊版だと思っていただければ、分かりやすいかもしれません。)
大学生の頃に私も受け入れをやっていたので、
ニューヨークでもそのサービスを利用しました。
ところが何件かに泊めてもらったところ
医者のおじいさんに、
「ニューヨークを舐めるな!思っているよりも治安が悪いぞ!!!」
と本気で怒られました。
そこからはホテルにも寝泊まりするようになったため、
急速に予算がなくなり、
日本に帰ることになりました。
ニューヨークに来て4ヶ月経った頃のことです。
個別指導塾での関わり
その後日本に帰ってきて、
イノセントで働き始めたんです。
実は私はもともと、
学生時代に個別指導塾で講師をしていました。
個別指導塾では、一人ひとりの目線で
「やりたいことや目標や課題」が明確であるため、
集団授業よりも楽しかったんですね!
また講師になりたてで精一杯だったとき、
ある中学受験の男の子からお手紙をもらいました。
その子が目標としていた中学に合格して、
卒塾するタイミングでした。
いつもにこやかに授業を受けてくれていた
その子からの手紙には、
「先生との授業いつも楽しかったです。」
と書いてあったんです。
すっっごく嬉しかったです。
なんだか報われたなぁ!と思いました。
また不登校の生徒も、
私が関わることで勉強に身が入るようになり
第一志望校に合格できるようになりました。
私自身も、中学の時は苦手だった
「連立方程式や文章題、証明、国語の品詞」などに対し、
勉強してみると意外と分かる!
ということにも気づき、
個別指導塾ってすごく面白いな!
そう思っていました。
イノセントで塾講師をやることで、
子供の教育や成長にもたずさわれるのでは?と思い、
イノセントで働くことを決めたんです。
生徒の成長へのこだわり
私が生徒と関わることでこだわっているのは、
「一人ひとりが全然違う」ということです。
その子に合ったやり方が必ずあります。
実は勉強方法でも
「これが万人に当てはまる最高の勉強法」みたいな勉強法はありません。
そのため、”一人ひとりに合った”勉強法を探すしかないんです。
これまで数多くの生徒を見てきて感じているのは、
どの勉強法がいいのかは一人ひとり本当に違うということ。
ですので、
どうやったらその子の成績が伸びるのかを
一緒に「探す」ことが重要だと思っています。
最速での成長サポートは”三人四脚”
その上で私から伝えたいことがあるとすれば、
生徒・塾・ご家庭の三人四脚で生徒の生徒を支えてあげることが
生徒が最短で伸びるための近道だということです。
これは中学受験でも高校受験でも同じなのですが、
ご家庭では、生徒と一緒に共感して欲しいんです。
例えば、
生徒が「宿題ってなんでやれないんだろう?」と悩んでいる場合は、
「宿題やれなくていやなんだね。」
生徒が「なんで成績上がらないんだろう?」と悩んでいる場合は
「成績上がらないと嫌だよね」と言った具合です。
これ意味あるの?と思われるかもしれませんが、
こうやって共感してあげることで、
ご家庭が「リラックスできる場」になり、
より塾や学校での勉強に身が入る様になります。
成績が伸びた時も、
一緒に「やったー!!」と喜んでもらうことで、
ご両親が喜んでもらえることなら頑張ろう!
と思う子もいます。
塾ではすごく勉強するので、
家に帰ってから「リラックスしたい」生徒も少なくありません。
塾ではできないことを
小学6年生のお母さんからいただいた質問にもこう答えました。
ぜひ塾と家庭とで役割分担ができたらな、と思っています。
愚痴でもなんでもいいので、
気軽に相談いただけるのが「最高の状態」だと思っていますので、
遠慮せずに、ぜひ気軽になんでも聞いてみてくださいね。