イノセント田主丸教室の上田です!
と言っていた生徒さんが、「劇的に成績を上げた理由」と「成績が上がらない原因」についてお伝えします。
Sさんは中学二年生の2学期に「英語が全く分からない」と言って入塾されました。
その時の成績は、定期テストで50〜60点ぐらいでした。
しかし、入塾後半年ほど経ってから「すごい分かるようになった!」と、
定期テストも80 〜 90点を取るようになりました。
さらにSさんは中学三年生になって
「英語が面白い!英語で仕事したい!!」と言い出しました!
そのまま、久留米高校の英語科に進学したんです。
今回の記事では、
Sさんが英語のどこに苦手意識を持っていたのか?
そして、英語の成績をあげるためにどんな取り組みを行ったのかを解説します。
この記事を読んでいただくことで、
同じように「英語ができない」という方が
「そこに気をつけたらいいんだ!」ということが分かります。
参考になれば嬉しいです!
記事の内容
英語は”土台”が必要な科目
中学二年生や三年生になって
「英語が全然できない」という生徒は少なくありません。
その状態から「一人で」なんとかしようとして
結局全然成績が上がらなかった……。
という生徒もこれまで数多く入塾してきました。
なぜ一度、英語の勉強で遅れてしまったら「分からないまま」なのか。
それは、英語が”土台”を必要とする科目だからです。
英語はその単元に至るまでの単語、英文法をきちんと理解していなければ、
その単元だけを理解しても点数が取れるようにはなりません。
例えば仮定法過去(If I had 〜)を学んでいるときにも、
下記のような “the latest”といった最上級を用いた表現が出てきます。If I had enough money, I could have bought the latest iPhone.
(もし十分にお金があったら最新のiPhoneを買うんだけどなぁ)
単元別の文法問題だけが解けても、テストでは点数が取れないんです。
そのため、「よし!」と勉強を始めたとしても
最も成績が上がりにくいのは英語です。
Sさんも例外ではありませんでした。
Sさんにも入塾後すぐに問題を解いてもらいました。
すると、中学1年生の最初に習うbe動詞でも、ちょこちょこと間違えています。
そこで、Sさんに聞きました。
するとSさんからは、
と返ってきました。
「たぶん大丈夫」の落とし穴
Sさんはbe動詞を何問か間違えていたにも関わらず、
と言っていました。
これが英語における落とし穴です。
be動詞だけでなく、これまでに習った英文法全てが「たぶん」大丈夫なんです。
この「たぶん」が英語においては点数が上がらない原因なんです。
本人としては「できている」つもりなのですが、
テストの答案では「できていない」んです。
ここに認識のズレがあるため、
「なんで勉強しても成績が上がらないんだろう?」
と、どう勉強していいか分からなくなってしまうんです。
ですのでSさんには、中二の冬季講習で、
と提案し、過去の英文法や単語を徹底的に復習しました。
その結果、「あ、ここまでやればいいのか!」とコツを掴んだようです。
定期テストでも80 〜 90点を連発するようになりました!
本人には「なんで分からないのか」分からない
Sさんの場合は、英文法において「たぶん大丈夫!」と、
なんとなく文法を理解していたことが原因でした。
でも、本人は「できている」つもりだったんです。
このように勉強において「なんでできないか?」は
本人でも分からないことがほとんどです。
学校の授業も真面目に受けているし、提出物も提出している。
にもかかわらずテストの点数が振るわない場合は、
その「原因を特定する」ことが大切です。
原因を放置したまま勉強し続けると、
勉強に対して「やってもできない」という認識になってしまうため、
どんどん勉強に対するモチベーションも下がります。
このように「原因を特定する」ことができれば、
成績も上がるのですが、それができる人は成績には困りません。
だからこそ、「原因を特定する」のは塾の役割なんだと思います。
英作文でさらに英語が楽しくなる
Sさんは冬季講習で「たぶん大丈夫」ではなく、
「ここまでやれば大丈夫」の感覚を掴んでくれました。
それにより、成績も上がったのですが、
さらに英語に興味を持ってもらうように「英作文」も導入しました。
授業の時に宿題として
「今日あったこと」をちょっとだけ英作文してみない?と聞いてみたところ、
と言って始めてくれました。
Sさんは最初は苦戦していましたが、
続けるうちにだんだんと書けるようになり、
と、最初は書けなかったのですが、だんだんと書けるようになってきて、楽しい!と言ってくれるようにもなったんです。
長文読解で分からない英単語があっても
Sさんが最後に取り組んだのが英文読解です。
英文読解において必ず問題になるのが「分からない英単語」があることです。
この場合「この単語分からない」といって
問題を諦めてしまうのではなく、意味を「類推」してもらいます。
その上で「英語を日本語訳せずに読む」という練習を
Sさんと一緒に行いました。
すると、
と言ってくれるように!
そして、
と英語に対して燃え始めました。
英語に関する質問あれこれ
他にもSさんから英語に関して色々と質問をいただいたので簡単に解説すると
- 単語を覚えられない
インプットとアウトプットの割合を意識してください。
特に単語を覚えよう!と言った時に生徒から
「書いてきました!」と報告をもらうことがあります。「覚えた?」と聞くと、
「覚えてない💦」と返ってきます。これは、書くことが目的になってしまっているので、
覚えることを目的にしてもらいます。 - 長文が読めない
単語を「全部」覚えていないと読めない、ということはありません。
日本語にしなくてもいいので、イメージがきちんと取れていることが大事です。隣に誰かがいることで読めるようになります。
簡単にまとめると、このようにすれば少しずつですが成績は上がります。
原因の特定
↓
やればできると分かる
↓
課題の解決
↓
課題の解決の繰り返し
このように、塾という環境に身をおいてもらえれば、
ちょっとずつですが「できる」ようになります。
苦手な科目の勉強方法
実は勉強って、
結果がいつ出るのかは明確には分かりません。
というのも、
基礎がちゃんと理解できて
演習問題が解けるようになると、
結果が伴うようになるのですが
「基礎がちゃんと理解できる」までが
生徒によって大きく差があるからです。
ただ苦手な科目の勉強って、
結果が出るまで勉強し続けることは容易ではありません。
めちゃくちゃキツいです。
ですので、誰かがそばにいて
「よく頑張ってる!もうすぐ結果が出るよ!」と
支え続けてあげたいんです。
それは私やイノセントでなくても構いません。
実は、私自身は受験で失敗しています。
成績が足りず、第一志望の大学を受けることすらかないませんでした。
それが本当に悔しかったんです。
こんな想いを生徒にしてほしくないんです。
ただ、塾にきていただければ、
頑張り続けられる「環境」は提供できます。
もし苦手科目を頑張り続けられない!
というときは、
まずはどこが原因か?を特定しに来るだけでも構いませんので、
無料授業を受けてみてください。
一人でも「勉強が苦手だ」「勉強したくない」という生徒を
減らせたら嬉しいです。
無料授業の申し込みはこちらからできます。