柳川教室

国語力アップを図る

こんにちは!学習塾イノセント柳川教室の田中です!

さて、今日のテーマは「国語力アップ」

保護者の方をお話をする中でよく出てくる話題がこの「国語力」。特に男の子の保護者の方からの相談が多いですね。

それもそのはず。脳科学的な話ですが、右脳と左脳がバランスよく成長していく女の子に対し、男の子は右脳が大きく発達し、左脳の成長が遅れるものなのです。ちなみに言語能力を司るのは左脳です。

これを聞くと、男の子がマンガや図鑑に熱中するのも納得できるのではないでしょうか。文学作品なんて早すぎるぐらいなのかもしれません。しかしながら、国語がすべての教科の土台ですので、文章を読む力がなければ、どの教科においても問題文を理解することすらできません

これは、余談ですが、中3生の国語(入試問題演習)を指導していたときのこと。「朝飯前」ということばの意味を知らないと聞いて「はぁ?」って思ってしまいました(^_^;)
他にも「えっ?」と思うものもあり、案外語彙力がない、私たち親世代がこれぐらい知っているだろうと思う言葉すら知らないことにビックリ!

朝飯前 ※デジタル大辞泉(小学館)より

 朝食をとる前。
 朝食をとる前のわずかな時間でできるような、たやすいこと。また、そのさま。
もちろん、入試問題ではの意味で使われていました。

でも、それも納得。最近の子どもはテレビも見ないし、ニュースも見ない。スマホで自分が好きなものばかり見ている。私には語彙を増やす機会が減っているようにしか感じませんでした。これでは、自分が伝えたいことを伝えるのも大変だろう、就職してきちんとやっていけるのだろうか、など将来の心配まで…(いらん世話とは言わないでくださいね)。

では、どうすれば「国語力」をアップできるのか。そのヒントをいくつかお伝えしたいと思います。

多様な語彙

先日読んだブログに「大みそか」を知らない子がいた、なんてのがありました。そう言えば、祝日を知らない子も多いんですよね。毎年休みになっているのに…。

おおみそかを知らないというのは極端なのかもしれませんが、最近の子の読解力低下の大きな要因の一つは、語彙力の不足によるものだと考えられます。先ほどの「朝飯前」ではないですが、これを文字通り1の「朝食をとる前」と解していては何のことやら…となってしまいますよね。

男の子に限ったことではないですが、最近の子はゲームやYouTubeなどの影響もあり、限られた語彙を使う機会が増えています。YouTubeだと関連する動画ばかりが出てくるため、どうしても語彙も偏ってしまいます。これでは、語彙は増えません。読解力の向上は図れない。

特段、難しいことに目を向ける必要はありませんが、子どもとの会話の中でいろいろな分野について、多様な語彙でおしゃべりをすることが語彙力アップにつながります。それがテレビなのか、YouTubeなのか。それともマンガなのか。ご両親のお仕事でのできごとなのか。文学作品を、なんて言いません。

テレビでもマンガでもいいので、いろいろな分野に興味を広げていくことで、言葉は増えていくものです。サッカーが好きな子なら、有名なサッカー選手が書いた本やサッカーの解説書・雑誌を読読むというのでも語彙を増やすいいきっかけになるでしょう。
また、「ポケモン」読んでいる子が「キングダム」、「ハイキュー!!」読んでる子が「名探偵コナン」のように違うジャンルを読んでみるのも語彙力アップの一助になるでしょう。

音読・書き写し

特に小学生の男の子がいらっしゃるご家庭にはおすすめの方法が「音読」「書き写し」

まずは「音読」。好きな本で構いませんので、親の前で子どもに音読をさせてみましょう。前述のサッカー選手の本のように、好きなものでOKです。ある程度の長文が好ましいですね。

言葉を間違って言ったり、変なところで区切ったりなど、音読をさせると内容を理解しているかどうかわかりますし、間違ったところはなおしてあげることもできます。そうして、読解力がついてくれば、言葉の間違いも減り、適切に区切って読めるようになります。

次に正しい日本語の「書き写し」。決して長い文章である必要はありません。書き写しのネタはどんなものでもいいです。国語の教科書から1文、子どもが好きなスポーツ選手の言葉、お母さんが読んでいる料理レシピの工程の一つ、天声人語の1文などなど。「正しく」書き写すことが大切です。句読点やかぎかっこが正確に書き写せているか。漢字で書いてあるのにひらがなにしていないか。

ご家庭でも比較的簡単にできる方法だと思います。お子さんの国語力に不安があるのでしたら、実践してみてはいかがでしょうか?

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