こんにちは、学習塾イノセント 人吉教室の椿です。
今日は「勉強はしているんだけど、なかなか成績が上がらない」という場合の対処法について、 Yちゃんの事例を基にお伝えします。
勉強はしているんだけど、成績が上がらない一因として
分かった「つもり」である、ということが挙げられます。
そして、そこに気がついてからYちゃんの成績は急上昇しました。
Yちゃんが意識したポイントをおさえることで成績は確実に伸びますよ。
記事の内容
勉強はしていたけど
Yちゃんは小学校の5年生から通塾してくれていました。
宿題や提出物はきちんとこなしますし、家でも勉強ができていました。
しかし、中学1年生の11月時点での成績は500点満点中320点と、
勉強している割に成績が伸びていないのが課題でした。
中学一年生 11月(定期考査)
数学 – 71点
英語 – 75点
社会 – 46点
理科 – 65点
国語 – 63点
合計 – 320点
Yちゃんの課題はなんだろう?
勉強時間も確保できているのに、どうしてだろう?と、
Yちゃんの勉強方法をよく観察していると、成績が上がらない理由が分かりました。
勉強のやり方が「作業的」だったのです。
言われたからやる、課題が出ているからやる、授業だからやる。
このように勉強の「本質的な理解」ではなく、
「目の前の課題をクリア」することが目的になっていました。
実は成績って実はすごくシンプルです。
「正しい勉強方法」で「時間を掛ければ」成績は上がります。
Yちゃんの場合は勉強方法に課題があったんです。
具体的には
Yちゃんの答案やテキストを観察していて分かったのは、
英語:スペルが間違っているのに丸がついている。
数学:式がなく答えしかない。
など、Yちゃんは細かいところまで
きちんとチェックができていませんでした。
たったそれだけ?と思われるかもしれません。
勉強方法を変えたら
「細かいところまできちんとチェックする」
ここを意識するだけで、
成績はこのように変わりました。
中学二年生 9月(定期考査) | 中学一年生 11月(定期考査) |
数学 – 90点 (+29点) | 数学 – 71点 |
英語 – 88点(+13点) | 英語 – 75点 |
社会 – 76点(+30点) | 社会 – 46点 |
理科 – 91点(+16点) | 理科 – 65点 |
国語 – 92点(+29点) | 国語 – 63点 |
合計 – 437点(+117点) | 合計 – 320点 |
中1の11月と比較すると117点上がっています。
このように、「細かいところまできちんとチェックする」だけ
と聞くと、
大したことないと思われるかもしれませんが、
成績におけるインパクトは非常に大きいです。
細かいところまでチェックするには?
しかし、
「細かいところまできちんとチェックしてね」
と伝えたところで、
実際に本人が意識しないと意味はありません。
ただ、今までつちかってきた勉強方法を変えるのって、
一朝一夕にはできないんです!
そのため、Yちゃんの勉強方法を変えるために
一緒に取り組んだことがこちらです。
- 成績に対する意識づけ
- 勉強の目的意識
- 採点時の確認
これらを具体的に紹介すると、、、
成績に対する意識づけ
成績に対する意識づけに関して、
Yちゃんに伝えていたのは、
「同じ時間勉強するなら結果が出たほうがいいよね。」
ということです。
また、意識し始めてすぐに少し結果が出たのですが、
その際に、お母さんがすごく喜んでくれました。
このようにYちゃんが、成績を少しずつ意識し始めたんです!
勉強の目的意識
次に、勉強の「目的意識」を明確にしてもらいました。
勉強をしている時間が
「何に注力している時間」なのかを
考えてもらったんです。
その時間は、一体何に注力しているのか?
・暗記をする
・理解をする
・演習で定着させる
今は「何のための勉強しているのか」を
明確にしてもらいました。
学校のワークをきちんとやっていても、
例題や答えを「見て」
ワークに書き込んでいるだけであれば、
ただ書き写しているだけですので、
成績は上がりません。
この「何を意識して勉強をやっているか」が分からないと
テスト前に2周も3周もワークをやり直しても
「勉強した気になってしまう」だけで、
成績は上がらないんです。
ですので、「何を意識して勉強をやっているか」を
明確にする必要があります。
そして、その中で重要なことの1つが
採点をきちんとすることなんです。
採点時の確認
じゃあ具体的にどうしたらいいのか?
Yちゃんは採点時に「何となく」丸をつける傾向がありました。
ですので、採点するときのポイントを明確にしました。
- 英語:「スペルが正しいか」まで確認する
- 国語:「漢字が合っているか」を確認する
- 数学:途中式を書く
- 数学:計算が合っているか確認する
などなど
とはいえ気をつけたとしても、それまでのクセもあるので、
細かいところが間違っていても「つい」丸がついていることもありました。
そのため授業の際は、
赤マルがついていても
私や講師による確認も行っていたんです。
勉強に対する意識が変わるとともに、
上記への意識も徐々に変わってきました。
その結果が、この点数につながったんです。
中学二年生 9月(定期考査) | 中学一年生 11月(定期考査) |
数学 – 90点 (+29点) | 数学 – 71点 |
英語 – 88点(+13点) | 英語 – 75点 |
社会 – 76点(+30点) | 社会 – 46点 |
理科 – 91点(+16点) | 理科 – 65点 |
国語 – 92点(+29点) | 国語 – 63点 |
合計 – 437点(+117点) | 合計 – 320点 |
勉強のやり方ってどうしたらいいの?
って聞かれることは多いです。
イノセントとして提案したいのは、
「理解」ができていないから「演習」ができていない
→ 「理解」を提供しよう!
「理解はできている」けど「演習」できてない
→ 「演習」をしよう!
ということです。
成績が上がる手順を図式化すると
「理解」→「演習」→「応用」
という手順があります。
ですので、イノセントでは単元ごとにおいて
「内容の理解ができるのか?」(理解)
「基礎問題は解けるのか?」(演習)
「応用問題は解けるのか?」(応用)
これらを生徒一人ひとりの理解度や習熟度を確認しながら、
生徒に最も適した勉強法を提案しています。
この「一人ひとりの習熟度に適した勉強」を提供できるのが
個別指導の強みですね。
勉強が結果につながったら
勉強って「すぐに」結果につながるものではありません。
ただ、正しい勉強を続ければ成績は必ず上がります。
また、一科目でも勉強法が分かれば、
他の科目の勉強法も分かるようになります。
Yちゃん自身も、元々社会があまり好きではなく、テストも40点代でした。
でも他の教科で、
と分かると、
社会の勉強にも積極的に取り組むようになりました。
どの教科でもいいので、一つでも自信が持てるようになれば、
その教科がきっかけとなって他の教科にもその自信が広がります。
先日 、
と聞いたところ、
と笑顔で応えてくれました。
このように笑ってくれるようになり、勉強に自信が出てきたんだなーと実感しました。
勉強に自信が出たことがきっかけで、
他の事にも「やればできるんだ!」と
チャレンジできるようになってくれたら
さらに嬉しいですね。
イノセントではこのように、
生徒一人ひとりの課題に取り組みながら
最適な学習環境を提供しています。
もし「勉強しているんだけど成績が上がらない」や、
「そもそもどうやったら成績が上がるの?」
とお悩みの場合は、
ぜひ下記の「問合わせフォーム」からご連絡ください。
勉強に関する相談や、
体験授業だけでも喜んで対応させていただきます。
ただ最近は、ありがたいことに生徒数が増えています。
授業の品質を落とさないためにも、
入塾者数には制限を設けていますので、
お早めのお問い合わせをお願いします。