こんにちは!学習塾イノセント柳川教室の田中です。
ブログのタイトルを見て「なに?!」と思った方もいるのでは?
今日は、学習塾イノセント柳川教室に通っているS君のお話です。
その前に…
小学校の英語が必修化されて5年が経過したのは皆さんご存じですか?
2020年4月から必修化。
3・4年生は「外国語活動」ということで「聞く・話す」を通じて言語に慣れ親しむ、というのが目標です。
5・6年生は「教科」としての英語で、知識としての定着、英語のコミュニケーションに活用できる基礎的な技術の定着が目標です。
特に5・6年生は中学での英語授業につながる内容で、中学の英語は小学校での学習を前提としたものになっています。そうなると、小学校で英語が苦手になってしまうと中学での学習にも少なからず影響が出かねません。
そのような不安を払しょくするためにS君が始めたのが、学習塾イノセントがグループで取り組んでいる「英単語サロン」。
教室によって使用している教材は異なっているのですが、今回、私が柳川教室で採用したのが「ユメタンJr.(アルク刊)」です。教室では中学生以上には「ユメタン0(ゼロ)」を使っているのですが、ユメタン0は高校入試などには適しているものの、小学生には難しすぎる(なじみがない)単語が多すぎると判断したからです。
でも、「ユメタンJr.」、案外難しいんですよ、これが💦
英語が得意だよ!って人は多いと思うのですが、身の回りの物や職業など、英語でふつうに言えますか?
まな板、蛇口、冷蔵庫、宇宙飛行士、自販機、滑り台、水着、ジェットコースタ―、おへそ、ひざ、歯磨き粉などなど…。
英語が好き!英語が得意!って人でも「知らん…」「覚えてない…」「学校では習わんかった…」と、わからなかったのではないでしょうか。
小学生にとっては、ユメタン0で扱っている(後半のほうですが)「程度」「状態」「観念」「方針」「規範」…といった単語はそもそも「どういうこと?」と日本語の語彙学習が必要となり、英語どころではありません。
それより身近なものを英語で言えるようになるほうが楽しいし忘れないのではないでしょうか。
そう思った私は、身の回りのことを話せるようにとの願いもあり、小学生には「ユメタンJr.」を採用することとしました。
で、S君の話です。
始めて数週間、まだ慣れていない場面も見られるのですが、着実に身についている様子がうかがえます。
ユメタンは無料アプリboocoを使い、無料で音声をダウンロードすれば、その音声を聴きながらスマホやタブレットで練習ができます。ネイティブのスピードでは速すぎると思い、最初は「×0.8」の速さで練習をさせていたのですが、気づいたら「×1.0(通常スピード)」での練習をフツーにやっていてビックリ( ゚Д゚)!
※音声の再生スピードが調整できるのもアプリの特徴。
その上、発音も1回目より2回目、2回目より3回目、と回を重ねるごとにネイティブの発音に。
練習する様子を聞いていた中3生が
「私より単語知っとるかも(笑)」
「私より発音うますぎ💦」
と言ってしまうぐらい上手に発音しています。

もちろん、これだけでは定着しているかどうかわかりませんので、私が言った日本語を英語で言ってもらうちょっとしたチェックを実施。すると、ランダムな出題にもかかわらず、ほぼ正解♬
それも、正しい発音で♪
「ネイティブみたい!」は言い過ぎかもしれませんが、カタカナ読みではなく、英語の発音で正確に答えられていたことにさらにビックリ( ゚Д゚)!
目標は5年生になるまでに「ユメタンJr.」の単語を身につけること。書ける必要はありません。
まずは、身の回りのことをサラッと英語で言えるようになることです。
「何だったかな~?」とならずに言えるようになれば十分だと思っています。
これをきっかけに、英語がより身近なものになり、英語に抵抗がなくなってくれることを願っています。
子どもたちが大人になるころには英語が使えてあたりまえの時代になるでしょう。グローバル化が進む中、英語でのコミュニケーションに支障がないというのは、絶対プラスだと信じています。
また、英語きっかけで他の言語にも興味を広げることで、仕事や人間関係を含め、幅広く活躍できる貴重な人材へと成長して欲しいとひそかに願っている教室長の田中です。
