イオン唐津教室

晴耕雨読の梅雨に!!!

学習において大事なこと(私見)。

  梅雨に入り早速大雨となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、学習において大事だと私が常々思っていることを書いてみたいと思います。学習において、小さなころから抱いていた幻想があるのですが、それは、正答することが大切だという思い込みです。しかし、そのような考えでは、決して学習が好きにはならないのです。どういうことかといいますと、どこが分からないのか分からない状態になってしまうのです。そうならないためにも、プロセスに努力を傾けて欲しいのです。理由まで分かれば、その問題はどんな形で出題されてもおそらく怯まずに立ち向かっていけるし、正解を導くことも出来るでしょう。是非、問題演習などの勉強をする時には、答えに至るまでのプロセスを説明できることを目標にして欲しいと思います。それが出来れば怖いものはないと思うからです。

インプットアウトプットは、勉強や学習においてはどちらも大切な要素であり、車の両輪です。どちらとも大切です。しかし、こと試験勉強や資格試験などに話を絞ると、アウトプットが大切なことに気がつきます。知識があっても、使えなければ役には立たないからです。知識が使えるか否かはアウトプットすることでしか試すことができません。端的な例が、問題を解けるかどうかということです。知識の運用が大切になってきます。

 では、闇雲に問題集を解けばいいのかというと、そうでもないです。問題集の問題を解くことは大切です。しかし、解くだけでは力はつかないのです。問題を解いて知らなかったことは、ノートにまとめるなりします。そして、それを時々見返します。もちろん、見返す時には、覚える必要があります。だから、知識を問う問題では有無を言わずに覚えるだけです。それが簡単なことではないのですが・・・。解けない問題があれば、その問題をまた解きます。このサイクルを繰り返すのです。同じ問題集の繰り返しが理想的です。知識を問う問題以外は、答えを覚えても意味はないので、なぜその答えになるのか説明ができるようになるまで、繰り返し解いて理解します。正解を出すことが大事なのかもしれませんが、それよりもその答えに至るプロセスが大事です。そこのところを間違えてはいけないと思います。あくまでも、プロセスに努力をします。だから、はじめから説明が出来る問題はもう次回以降は解く必要はありません。別の問題に行くほうが賢いでしょう。説明ができない問題を、うんうん唸りながら解き、理解していきます。そして、正解までのプロセスが辿れたら、その問題からは巣立ちます。その繰り返しが大切です。正解を出すことよりも、正解に行くまでのプロセスに集中すること。自戒を込めてここに記します。

正解幻想に陥ることなく、ぜひ正答までのプロセスにこだわった勉強や学習進を楽しまれて下さい。私も反省をしながらプロセスに重きを置く勉強に邁進していきたいと思います。季節柄、体には気を付けてください。