こんにちは、イノセント津福教室の渡辺です!
近年、大学入試に英検の利用が増えています。
英検を利用することで、
・加点になったり
・共通テストの点数に換算できたり
・受験資格が得られたり
各大学でバラつきはありますが、
英検を利用することで得られるメリットは少なくありません。
また、佐賀大学のように国立大学でも
英検3級で共通テスト8割換算になる大学があります。
(※2022年度入試)
本記事では、英検はどのように利用できるのか。
また、英検で取得できるCSEスコアとは何なのか、について
詳しく解説します。
CSEスコアとは?
この項目は、飛ばしてもらってOKです。
先に「各大学でどのように英検が利用できるか」について読んだ後に、
CSEスコアってなに??と思った場合のみお読みください。
英検には各級それぞれに合格点があります。
級 | 満点 | 合格点 |
---|---|---|
1級 | 3,400点 | 2,630点 |
準1級 | 3,000点 | 2,304点 |
2級 | 2,600点 | 1,980点 |
準2級 | 2,400点 | 1,728点 |
3級 | 2,200点 | 1,456点 |
http://faq.eiken.or.jp/faq/show/2006?site_domain=defaultより計算
CSEスコアとはすっごく簡単に言ってしまえば、
英検という試験で何点取ったの?という指標です。
(ちなみにCSEはCommon Scale for Englishの略)
英検3級だと満点を取ってもCSEスコアは2,200点しか取得できませんが、
2級に合格することで2,200点以上のスコアを取得することができます。
では実際にどんな大学が「英検やCSEスコアを利用しているのか」について
以下に記載します。
佐賀大学
https://www.sao.saga-u.ac.jp/admission_center/ouensite/examsnavi/より引用
佐賀大学では、CSEスコアが2150点以上で、
共通テストの得点率を80%と換算してもらえます。
英検3級で取得できるCSEスコアの上限は2200です。
つまり、英検3級で満点を取得できれば、共通テストで80%を得られます!
(大学にも電話で確認しましたが、間違いないそうです。)
ちなみに英検3級は、中学生レベルの英語です。
満点って難しそう!って思われるかもしれませんが、意外と難しくありません。
西南学院大学
https://www.seinan-gu.ac.jp/admissions/entrance_system/examination/center_examination1.htmlより引用
西南学園大学の場合は、CSEスコアが2300点以上必要となりますが英語の得点を「満点」として扱ってもらえます。
準2級で満点を取得した場合のCSEスコアは2400点ですので、
準2級でほぼ満点もしくは2級で9割が取れれば2300点を上回ることができます。
福岡大学
https://nyushi.fukuoka-u.ac.jp/nyushi/eiken/より引用
福岡大学の場合は、CSEスコア1950点以上で、共通テストの点数に「加点」が行われます。
福岡大学の場合は、2級で1950点以上を取得する必要があります。
北九州市立大学
北九州市立大学の場合は、推薦において加点があります。
こちらは級の取得のみが要件でCSEスコアは関係ありません。
高三で戦略的に3級取得も
いかがでしたでしょうか?
具体的にどのように英検が利用できるか、イメージができたのではないでしょうか?
どの大学が英検をどのように利用するか知っているだけで
有効な対策を取ることができます。
ちなみに、津福教室でも戦略的にあえて3級を受験予定の生徒もいます。
なお、ここには掲載していない大学でも、
英検やCSEスコアについて利用できる大学は少なくありません。
さらに言えばCSEスコアがないと受験できない大学もありますので、
出願要項は絶対に調べておいてくださいね。
津福校にはいませんが、
一定の割合で出願要項を満たさないため受験できない生徒がいらっしゃいます。
本当に悔しい思いをしますので、絶対にご自身でも調べてください。
「大学名+募集要綱」で検索すればすぐに調べることができます。
なおイノセントでは、英検だけでなく、TOEICやTOEFL、ケンブリッジなどの対策もできますので、お気軽にお問い合わせください。
英検2級の勉強法はこちらの記事をご覧ください。